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時代の変化に負けない経営者とは?

時代の変化に負けない経営者とは?

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国際行政書士 岩上真也
AI時代の組織設計コンサルティング / 経営思考の伴走者

経営者が抱える「言葉にならない違和感」を、問いとして言語化。 AIを思考の拡張とし、組織の「空気」と「構造」を再設計することで、事業の本質的な成長と、社員が「ここにいていい」と感じられる未来を共創します。 外資系企業の設立・ビザサポートから、会計・経営・AI戦略まで幅広く支援。

Table of Contents
「こんな時代、どう乗り切ればいいんだろう?」
この問いは、実はどんな経営者にも一度は訪れます。
いえ、「経営者」だけじゃありません。今の日本で働いている方、あるいはこれから新しく挑戦したいと思っている方なら、誰もが心のどこかで感じているのではないでしょうか。

デジタル化、AIの進化、社会の価値観の変化――。
さらに、円安・円高の波やパンデミック、新しい働き方改革……気がつけば、昨日までの“常識”が、あっという間に塗り替えられる。
正直なところ、朝起きるたび「また何か変わってる…?」とため息をついた経験が、私にも何度もあります。

それでも、世の中にはなぜか「不安や焦りを表に出さず、静かな安定感」をまとっている経営者たちがいるのです。
彼らの顔には深いシワや、静かな笑みが刻まれている。その共通点は一体どこにあるのでしょうか?

今回のコラムでは、「時代の変化に負けない経営者」の“本当の強さ”について、
私自身の体験談や、実際に出会った経営者のリアルな声も交えながら、
ちょっと違った角度から掘り下げてみたいと思います。

今日も、ほんの少し「自分らしい経営」を探しているあなたへ――。
あなたと一緒に考える時間を作りたくて、このコラムを綴ります。

◆ 「変化に強い=適応が速い」だけじゃない

「時代の変化に負けない経営者」と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?
もしかすると、「とにかく情報感度が高くて、どんどん新しいことにチャレンジできる人」と思われるかもしれません。
たしかに、その要素は大切です。でも、現場で実感するのは、「情報」や「スピード」だけでは乗り切れない“壁”が必ず訪れる、という事実です。

ある経営者は、毎朝ニュースを3つの言語でチェックし、法改正があればすぐに社内ルールを見直し、新しいSNSが出れば即日アカウントを開設する――
まさに「変化への適応」が生活の一部になっている、そんな方もいらっしゃいました。
でも、ある時ふと、その方が「正直、心が疲れてきた」と漏らしたことを、私は今でも鮮明に覚えています。

人間は、変化に「適応」すること以上に、「変化に“心を壊されない”」ことのほうが何倍も難しい。

たとえば、こんな実例があります。
デジタル業務効率化のプロジェクトで一気に成果を出した若手経営者が、数カ月後に倒れてしまった。
「時代の波には乗れたけど、自分の“余白”を全部削ってしまった」と語ってくれました。

私は、その時はじめて気づいたのです。
「時代の変化に負けない経営者」とは、「変化し続ける自分自身」にも、そっとエールを送り続けられる人。
速さや柔軟さだけではなく、「心の軸」を守りながら歩ける強さが、実は最も大切なのだと、日々実感しています。

◆ “時代”のせいにしない。自分の「違和感」を大切に

ここからは、変化に呑まれず「自分の軸を見つけ直す」ために不可欠な感覚についてお話しします。

私が行政書士としてたくさんの経営者と向き合ってきて、気づいたことがあります。それは「小さな違和感に向き合える人は、どんな変化にも“流されない強さ”を持っている」という事実です。
例えば、時代がデジタル化に一気に傾いたとき、ある社長さんは「なんでも効率化すれば正解」という流れにちょっとだけ違和感を覚えたそうです。「ウチのお客様は、たった一言の手書きメモをすごく大事にしてくれるのに、全部をLINEやチャットにして本当にいいのかな?」と、立ち止まったのです。
その結果、全てをオンライン化せず「最後のひと押し」だけは必ず電話や手紙を残す。これが結果的に、顧客との絆や紹介数のアップにつながりました。

私自身も「AI化が進む今、士業はどこまで自動化すべきか」と自問自答の日々です。便利なツールや流行りの制度も、「本当に自分たちの価値観やお客様の“ささやかな安心”を守れるのか?」と問い直すことを怠らないようにしています。

そして、違和感を抱くのは、決して「時代遅れ」なわけではありません。むしろ「自分と時代との間にズレが生まれた瞬間」こそ、経営者にとって一番大事な“選択のタイミング”です。流行りに無理やり自分を合わせず、一度立ち止まって「このやり方は自分らしいか?」と問いかけてみてください。きっと、その勇気が未来の自分や組織を守ります。

時代の流れに流されるのではなく、“流れの中で自分の足場を見つけ直す”。それが、「変化に負けない経営」の真髄だと、私は本気で思っています。

◆ 成功も失敗も、“ひとつのストーリー”

「失敗したら終わり」「一度つまづいたらおしまい」
そんな風に思いがちですが、実際には“失敗”こそが経営者の最大の財産になることが多いです。

私自身、開業してすぐの頃に大きなミスをしました。ある補助金申請の制度変更に気づかず、クライアントに迷惑をかけてしまったことがあります。その晩は眠れませんでしたし、「自分には経営者の資格がないのかも」と本気で悩みました。

でも、そのとき仲間の行政書士にこう言われたんです。「失敗したっていい、でも“どう受け止めるか”は自分で決められる」。この言葉に救われ、私は翌朝クライアントに正直に謝罪。すると意外にも「本音で話してくれる人は信頼できる」と感謝され、その後も仕事を続けていただくことができました。

また、顧問先の小さな製造業の社長さんは、「最新の生産管理システム導入」で失敗した経験があります。最初は「デジタル化で劇的に効率アップだ!」とワクワクしていたそうですが、現場から「操作が難しい」「前のやり方の方が早い」という声が続出。
彼はそこで「やり方を一部戻し、“現場の声”と“新しい仕組み”の良いとこ取り」を決断。結果、現場に安心感と柔軟性が生まれ、逆に離職率が下がったそうです。

「成功」も「失敗」も、どちらも自分や会社の“物語”の大切な一部。
転んだら、その経験ごと“物語の一章”として刻んでいく――それが変化に負けない経営者の「しなやかな強さ」だと思います。

◆ 結局、“人”の物語が時代を超える

最先端のAI、データ、効率化ツール、経営理論――どれも企業にとっては武器になる時代です。
けれど、最終的にお客様や取引先、仲間たちが「この会社と一緒にやっていこう」と決める瞬間には、“人としての物語”が必ず根っこにあることを忘れてはいけません。

ある外国人経営者の方が「AIは便利だけど、日本の会社で“一緒にお茶を飲みながら悩みを共有する”時間はAIには作れない。それが結局、取引や長い信頼につながる」と言っていました。
それは日本だけでなく、どの国・どの業界でも共通する“人間の温度”なのだと思います。

私が仕事をしていて一番うれしい瞬間は、「困った時に最初に相談したくなるのは岩上さん」と言われることです。
資料作成の正確さや知識だけではない、「あなたと一緒に考えたい」と思ってもらえることが、AIにもできない“唯一無二の価値”だと実感します。

どんな時代も、どんなにシステムや情報が変わっても、“人と人が分かち合う物語や信頼”だけは、絶対に色褪せません。
あなた自身も、今まで経験してきた「小さな物語」をどうか大事にしてください。それは時代を超えて、周りの人や未来のあなた自身の支えになるはずです。

今日のひとこと:
「変化の大波に立ち向かうには、無理に抗う必要はありません。
ふと立ち止まったときに見つかる“違和感”や“自分だけの物語”を大切に、時代を超えてあなたらしく進んでください。」
またお会いしましょう。
最後までお読みいただき、心からありがとうございます。
このコラムが、あなたの日々や経営にそっと“新しい問い”や“安心感”を届けられたなら、とてもうれしいです。

明日もまた、一緒に悩み、考え、歩いていきましょう。

(「経営の迷い」「現場のリアルな壁」――どんなことでもお気軽に、ラプロユアコンサルティング事務所までご相談ください。あなたの声を必ず受け止めます)

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